こんにちは。大野です。
今日は山留のグランドアンカーについてのお話です。
1.グランドアンカー工法とは
2.グランドアンカー工法のメリット
3.グランドアンカー工法のデメリット
4.グランドアンカー工法を採用する現場
の順に話をしていきます。
グランドアンカー工法とは
掘削の進行とともにグランドアンカーを地盤に打設することで、山留壁を支える工法です。
グランドアンカー工法のメリット
①切梁など支障になるものがないので、地下工事の掘削・鉄筋・コンクリートの作業効率よく進めることができます。
②敷地に高低差があっても、不整形な平面の掘削でも採用できます。
グランドアンカー工法のデメリット
①アンカーを定着させる良質な定着層が必要である。
②グランドアンカーの施工費が高い。
③掘削周辺にアンカーの打設が可能な敷地が必要である。
④掘削周辺に既設構造物およびその基礎、地下埋設物があると、アンカーの施工の障害となり、適用は困難となる。
⑤土留めの終了後、アンカーを地中に残置した場合、将来障害になるなどの問題が発生する。
グランドアンカー工法を採用する現場
グランドアンカーは施工費が高くなります、切梁がなくなるので、地下工事の効率が良くなります。
山留壁が直線的の場合は支保工が設置できないので、有効な工法です。
また、平面形状が広く、切梁が長く長すぎるといった現場にも有効な工法となります。
今日はグランドアンカーに関するお話でした。
記事に関する質問や意見がある場合はコメント欄までお願いします。
できる範囲で回答しようと思っています。
それではまた。
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