こんにちは。大野です。
今日はヒロセツインビームという特殊な山留支保工の紹介をします。
ヒロセツインビームは先日の記事にしたジェコス㈱のEcoラム工法と同様に中間杭をなくす目的で使用されるヒロセ㈱の所有する切梁専用の山留支保工です。
ヒロセツインビームとは?
H-390×300×10×16を2本溶接して、合わせた切梁専用の支保工材です。
中間杭の施工費・材料費を削減することを目的とした山留支保工です。
↓↓ヒロセツインビーム工法使用
↓↓従来工法
ヒロセツインビームを採用するメリット
メーカーHPから引用すると
①躯体品質向上・・・中間杭がなくなるので、構造物内に中間杭が残らないということです。
②工期短縮・・・中間杭の打設・撤去工事がなくなり工期短縮できます。
③安全性向上・・・中間杭の打設・撤去工事がなくなり安全性が向上するということです。
④経済性の向上・・・中間杭が不要になり工事が安くなります。
メリットはEcoラム工法と同じですね。
ヒロセツインビームの断面性能
ヒロセツインビームはサイズの大きさは2H390X300X10X16となります。
材質は通常のH型鋼より高強度の材質を使用しています。
↓↓ヒロセツインビームの断面性能
ヒロセツインビームの重量
ヒロセツインビームは225㎏/mでH400×400より重くH500×500より軽くなります。
ヒロセツインビームの施工可能スパン
切梁にかかる軸力にもよりますが、最大で18.0mまでは中間杭無しで施工が可能のようです。
H500×500で9.0mまでなので、倍くらいのスパンは中間杭が無しでも施工が可能になります。
今日はヒロセツインビームについてのお話でした。
質問がある場合は気軽にコメント欄に記入をお願います。
できる範囲で回答しようと思います。
それではまた。
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