山留工事の補助工法!!

こんにちは大野です。

 

今日は山留工事と施工されることが多い補助工法についてのお話です。

 

地盤の強度を増加させる目的の補助工法もありますが、圧倒的に多いのは止水などの地下水対策の目的の補助工法になります。

 

その中でも代表的な薬液注入地下水位低下工法について説明していきます。

 

 

 

薬液注入工法

 

薬液注入工法は薬液を地盤に注入することで、地盤の止水性や強度の増加をはかる工法です。

 

 

薬液注入工法の目的は、地盤の止水性の増加・地盤変状の防止・地盤の強度の増加があげられる。

 

施工計画上の留意点

①目的や使用地盤により注入材・注入工法が異なるため、対象地盤に適合した薬液注入計画が必要になります。

②本施工に先立ち注入し試験を行い、注入効果の確認を行ったほうが良い。

③注入圧による地盤の隆起や構造物への影響・埋設管への影響が生じることがあるので、管の強度・老朽度を考慮して、注入圧・量を計画する。

③構造物の変状、地下水の品質を定期的に測定し、異常が生じた場合の注入を中止する基準値・対策・緊急連絡体制を計画しておく必要があります。

 

施工上の留意点

①注入量と注入圧力に注意して、所要の注入効果が得られるように施工する。

②地表面や構造物の変状、地下水位を計測し、異常が認められた場合は、ただちに注入を中止し、その原因を調査し、対策を立てなければなりません。

 

 

 

 

地下水位低下工法

 

地下水位の低下によって、水圧の低減を図る工法である。

地盤を削孔し、パイプを挿入、地下水位を集め水中ポンプで排水するディープウェル工法などがあります。

 

 

施工計画上の留意点

①ディープウェル工法は比較的透水性の良い砂礫や礫層に適用が可能である。

②地下水位低下に伴う周辺地盤の沈下および、地下水利用者への影響について検討があり、必要に応じてリチャージ工法を計画する。

③くみ上げた水の放流方法を、水質・排水施設などについて計画する。

④山留壁の内側に配置する場合は、支保工の配置や本体構造物を考慮して、設置位置を選定する必要がある。

⑤ディープウェルが構造物の底盤と干渉する場合は井戸管と構造物を完全に密着させそこからの漏水を完全に防止する対策が必要である。

 

設置上の留意点

①渇水によって砂分を排出しないことが重要であるため、削孔の工法、スクリーンの深さ、長さ、開口率、フィルタ材料の選定と重点方法を十分計画しなければなりません。

 

今日は山留に使用する補助工法についてのお話でした。

 

それではまた!!

 

 

山留の近接施工

こんにちは大野です。

 

今日は山留を近接施工をする場合のお話です。

 

近接した場所に構造物や地下埋設物がある場合、必要に応じて山留計画に既設構造物への影響を考慮する必要があります。

 

近接施工の判定

 

新設構造物の掘削底面より45°の線を引き、その範囲内に構造物があれば近接施工と判断する場合が一般的になっています。

 

近接施工での検討事項

 

近接施工では、一般的な地盤調査のほかに既設構造物の調査を行う必要があります。

近接した既設構造物の基礎形式・根入れ深さ等を調べる必要があります。

また実際に図面通りに施工しているか、老朽化に伴い耐力が低下していないか等についても、現場調査や関係機関に確認をすることが大切になります。

 

 

近接施工を行う場合の留意点

近接施工を行う場合、直接的影響を与える場合と間接的な影響を与える場合があります。

 

直接的影響

①施工機械や資材の転倒

事前に地盤改良を行い、既設地盤の補強と敷鉄板による養生を行う。

 

②吊荷の落下による架空線の断線

作業前の吊具の点検と監視人の配置を行う。

 

③杭打機による地下埋設物の損傷 地

下埋設物管理者の立会いのもと、埋設物の図面を参考にして、手堀掘削を行う。

 

間接的影響

直接的要因に対する対策は掘削側での対応と既設構造物側での対応に分けられる。

(1)掘削側での対策

①山留壁の沈下による地盤沈下

近接構造物の杭の有無等の調査を行い、必要に応じて近接構造物の荷重を考慮して山留の検討を行う。

山留壁は剛性が高いものを使用し、計測管理を行う。

 

(2)既設構造物側での対策

①遮断防護工

既設構造物と新設構造物の間の地盤に鋼矢板や地中連続壁工などを設置し、変状の伝達を防止する。

②既設構造物の補強

増杭や杭の補強を行いアンダーピニング工法を実施する。

構造物にブレースや壁を入れたり、柱・梁の補強増設を行う。

 

 

 

今日は近接施工に関するお話でした。

それではまた!!

大野

埋設管を掘削するときの注意点!!

こんにちは大野です。

今日は私が住んでる地域ではほとんど雪が積もりませんが、少し雪が積もってました。

明日の朝は道路の凍結があるかもしれませんが、慣れてない人が多いと思いますので注意したいと思っています。

 

今日は市街地で山留工事をする時に注意しなければならない地下埋設物への注意点について話をしたいと思います。

 

 

 

地下埋設物への保安措置の種類及び留意点

市街地で掘削を施工する場合、地下埋設物が埋設している場合が多く、埋設管などの損傷はインフラに大きな影響を与える場合があります。

工事着手前・掘削中・埋戻し時に注意する点は以下になります。

 

 

工事着手前

①地下埋設物の調査

ガス、上下水道、電力及び通信ケーブル等の地中管路や共同溝について、各種台帳や踏査・試掘により位置・深さ・材質・老朽度の調査を行う必要があります。

また、建物の撤去跡地では、基礎や仮設材の杭等が残置されている場合があるので、状況や有無を調査します。

 

②埋設物の補強方法の計画

埋設物は事前の切り回しが原則となるが、できない場合は、管理者と協議して補強方法を決定する。

吊防護を行う場合は、桁材や支持杭は専用のものとし、特に曲線部は継手の脱落が起こりやすいので、鋼製バンド等を使用して、脱落防止を設置するなどの対策が必要です。

③連絡体制の整備
施工中に埋設物に異常が発生した際の連絡体制及び指揮命令系統を定めておく必要があります。

 

 

 

施工中

①重機の接触
掘削を進めていく中で、重機バケットと地下埋設物との接触、偏荷重による地下埋設物接続部の目開きが懸念されます。

掘削においては近接限界表示を行い、バケットと地下埋設物の接触を防止し、近接内の掘削は人力によるものとします。

やむを得ず機械掘削を行う際は合図者を配置し、人力掘削においてもスコップの取り扱いについて作業員に注意させる必要があります。

 

②変位計測
施工中は周辺地盤の変動が起こりやすいので、地下埋設管の沈下による継ぎ手の脱落の可能性があるため変位測定を実施します。

 

 

埋戻時

①重機の接触
埋戻し用の砂で埋設物を損傷しないように注意して、作業を行うとともに、埋設管の養生を行う。

②埋戻しの不良
埋戻し材が締固められていないと、周辺地盤の沈下や移動をしないようにしなければならない。

 

埋設管の周囲は転圧による十分な締固めが出来ないため水締めを行う。
また流動化処理土による埋戻しを検討する。

 

 

今日は埋設管を掘削するときの注意点についてのお話でした。

 

それではまた!!

 

 

計測管理の管理基準値!!

 

こんにちは大野です。

今日は2月4日、積もりそうな勢いで雪が降ってますね。

今回は計測管理の管理基準のお話です。

 

計測管理の目的は工事の安全確保が第一であり、そのためには測定値に対して、計測値に対して安全上の目安となる管理基準値が必要となります。

 

 

設計時の条件や設計計算結果等をもとに、計測値の値がどの数値を過ぎると、危険レベルがどのくらいだと判断できる基準を段階的な管理基準値を設定しておくことが良いでしょう。

 

 

管理基準値の設定とあわせて、計測値に応じた各段階ごとに管理体制や対応策をあらかじめ定めておくことが大切です。

 

 

 

管理基準値の設定

管理基準値の設定と対応策については、特に確立されたものはないが、一例を挙げてみます。

第1次管理基準値・・・許容応力度の80%。要注意信号。
第2次管理基準値・・・許容応力度の100%。対策が必要な危険信号。

許容応力度がない変位などは計算で求められた値を2次管理値とします。

 

↓管理値の一例です。

 

 

管理基準と対応策

計画値と管理基準値との対比および計測値の動き、傾向などにより、工事続行、対応策の検討の必要性、工事一時中止などの判断を下さなければなりません。

 

↓管理基準と対応策の一例です。

 

 

 

計測データーの整理方法

 

計測データを整理する目的は
①計測値と管理基準値の対比
②部分的でなく、全体的な測定値の傾向と分布状況の把握

の2つが大きな目的となるので、グラフや図を用いて、それらが一目瞭然でわかるような整理方法がよい。

 

↓このようなイメージのグラフを作成したらわかりやすいと思います。

 

 

予測管理

山留計算の土質定数は不確定要素が多く、実際の施工と適合しない場合が多いです。

そのため、工事の途中段階での計測結果を使用して逆解析を行います。

 

①逆解析を行うことで、現場に適合した土質定数を予測します。

②解析で同定された定数を用いて次掘削段階から最終段階までの予測解析を行い、予測値を求めます。

③その結果から次掘削段階以降の土留の挙動を把握し、工事に対する安全性を事前に確認してから工事を進めます。

 

この手法を用いることで工事の安全性は格段に上がると思います。

 

 

今日は計測管理の管理基準についてお話しました。

それではまた。

山留の計測機器を使った計測管理

こんにちは大野です。

先日、目視管理についてお話をしましたが、今日は計測機器を使った計測管理についての話です。

 

計測機器を使用した計測は目視点検のみでは、安全を確保できないと考えられる場合に実施します。

 

例えば、軟弱地盤での山留や掘削が10.0mを超えるような計画や近接した場所に構造物がある場合に計画を行います。

 

 計測項目について

計測項目は現場ごとに違いますが、掘削によって起こる山留の諸現象や掘削の規模・設計の条件・近接構造物の有無などを考慮して決定します。

 

山留壁の変形

山留壁については変形を計測します。

 

山留壁の変形計測は頭部の計測と深さ方向の計測も行う場合があります。

計測方法として、杭頭部にピアノ線を設置し変形を計測します。

 

 

深さ方向の計測をする場合は下げ振りを使用して測定します。

 

 

 

山留の中段の変形を観測するには、傾斜計を設置する方法もあります。

傾斜計は山留壁打設前に角鋼管を溶接して、打設します。

 

 

鋼管の中に傾斜計を通すことで山留壁の変位を計測することができます。

傾斜計はこのような機械です。

 

 

山留支保工の計測

山留支保工の計測には切梁に土圧計を設置します。

一般的な土圧計は油圧ジャッキに付属しているものが多いです。

 

 

 

計測位置

 

計測位置は、その計測目的に合った個所を選ぶ必要があります。

目的にもよりますが、一般的に次のような点に注意して選びます。

①安全上重要だと思われる場所
②一般的な場所
③掘削を先行する箇所
④近接して重要構造物がある箇所
⑤施工に対して計測作業が支障しない場所

このような箇所を選びましょう。

 

 

計器の選定

計器に用いる計器を選ぶにあたり次のようなことに注意せて選んでください。
①耐久性、防塵性、衝撃性に優れている。
②取り扱いが簡単である。
③読み取りが簡単にできる。
④計測性能に安定性がある。

現場に設置するので、すぐに値を読み取れて、壊れない丈夫なものを選ぶのが基本です。
専用の計測機はそのように作られているものがほとんどです。

 

山留支保工や地盤の挙動は、なかなか設計通りに挙動しないことが多いために、施工中の計測は工事を安全に終わらせるためと、自分自身の経験値を上げる意味合いでは設置したほうがいいと思います。

 

今日は計測機器による計測についてのお話でした。

 

それではまた

山留の目視点検!!

こんにちは大野です。

 

今日は土留めの計測管理の中の目視点検について話したいと思います。

 

目視点検の重要性について 

市街地において掘削土留め工事を行う場合、掘削の影響で民家や埋設物に被害を与える場合があります。

そのため、工事を行う際は計測管理を行い、近接構造物に注意して施工を行う必要があります。

目視点検をすることで、変化に気づきやすいため、全体的な挙動を概括的にとらえ、トラブルの早期発見をすることができる。

目視点検による早期発見が工事のトラブル回避につながるため、日常点検として実施したほうがいいでしょう。

 

目視点検の点検項目について

 


①周辺地盤の点検

アスファルトの亀裂や周辺地盤のクラックは埋設物や近接建物への影響を発見するために重要です。

背面地盤にクラックが入った写真です。

目視点検をしていればクラックが入ったらすぐ気づけると思います。

 

 

②掘削底面の点検

山留壁周辺や杭周辺の湧水を点検することはボイリングなどの現象を早期発見するために実施します。

ボイリングのイメージ図です。

 

山留・掘削工事で一番怖いのが、水ですね。

目視点検で早期発見できれば被害も最小になります。

 

 

 

③山留壁の変形

山留壁の変形や山留壁のクラックを点検することは、周辺地盤への影響を早期に発見する上で重要である。

 

 

④山留支保工の変形

山留支保工への土圧の加わり具合を把握するため、切梁、腹起しの継手ボルトの緩み、部材間の隙間等を点検する。

また、山留壁と山留支保工の間の間詰め材が適切に設定されているか、緩み等を点検する。

ここまで変形する前に対策をしたいですね。

 

目視点検は特に時間をかける必要はなくポイントさえ押さえていれば、日常的な見回りの中で行えます。意識してみる項目を設定しましょう。

 

今日は目視点検のお話でした。

 

それではまた。

土留支保工の種類

こんにちは。大野です。

今回は山留支保工の種類についてのお話です。

今回お話しするのは

①自立式土留(山留支保工は言えないかもしれませんが・・・)

②切梁式土留

③アンカー式土留

の3つです。

山留支保工もこの3つをマスターすれば、90%は理解したと思ってもOKです!!

 

1.自立式土留

土留支保工を用いず、掘削側の地盤抵抗のみで土留を支持する工法です。

良い地盤で掘削深さ4.0mぐらいまでは施工可能です。

軟弱地盤だと山留壁の変位が大きくなるので、注意が必要な工法です。

メリットとしては

①支保工がないので掘削・躯体工事が容易となる。

これが一番のメリットで支保工がないので、掘削・コンクリート打設・鉄筋工事が非常にやりやすくなります。

 

 

 

デメリットとして

①山留壁の変位が大きくなり掘削背面地盤の沈下が起こりやすい。

②掘削影響範囲内に構造物や埋設管がある場合には剛性の高い山留壁を採用する必要がある。

自立工法の最大はデメリット変位が大きくなるとところです。

変位が大きくなると変位量と同じように背面地盤の沈下が起こります。

山留壁の背面に民家や埋設管がある場合は注意が必要!!

 

 

2.切梁式土留

切梁と腹起などの土留支保工と掘削側の地盤抵抗により土留壁を支持する工法です。

深い掘削も可能な工法で、採用実績も多い工法になります。

 

メリットとしては

①現場の状況に応じて支保工数・配置などの変動が可能である。

②土圧を全体で支え、安定感があるため実績が多い。

 

デメリットとして

③土留支保工が機械掘削や躯体工事の支障となるので、支保工の解体高さや切梁の配置は計画段階で十分に検討する必要があります。

どこまで構造物を作ってから支保工を解体するか計画段階から決めておかないと、鉄筋が組めなかったり、コンクリートが打設できない事態になるので、注意してください。

 

 

3.アンカー式土留

 

土留アンカーと掘削側の地盤抵抗により土留壁を支持する深い掘削にも対応可能な工法です。

 

メリットとしては

①掘削面に切梁がないので掘削が容易であり、偏土圧が作用する場合や直線形状の掘削にも適用が可能な工法です。

 

 

デメリットとしては

②掘削周辺にアンカー打設可能な敷地と、良質な定着地盤が必要で既設構造物や地下埋設物があると適用が困難である。

 

今日は土留め支保工についてのお話でした。

それだはまた!!

山留壁の種類!!

こんにちは。大野です。

今日は1月29日 寒いです。
雪が少し降っていました。

明日もまた雪がちらつくらしいです。

 

 

今回は通常の土留め工事で使用する土留め壁の種類について書いていこうと思います。

今回は①親杭横矢板工法・②鋼矢板工法・③ソイルセメント柱列壁についてについて説明します。

この3つの工法は施工実績が多く、一般的に施工される土留壁になります。

 

 

1.親杭横矢板工法

 

 

 

 

H 型鋼の親杭を一定間隔に打設し、掘削と共に木矢板等の横矢板を設置しながら施工していく工法です。

 

メリットとしては

①鋼矢板工法と比較すると施工費・材料費が安くなる

 

デメリットとしては

止水性がないため、湧水がある場合は薬液注入などの補助工法が必要となる。

③横矢板と地盤の間に間隙が生じやすいため、地山の変形が生じやすい

 

 

2.鋼矢板工法

 

 

鋼矢板をかみ合わせながら打設し内部掘削を行う工法である。

メリットとして

止水性が高く、軟弱地盤にも適用可能で、耐久性があり、転用も可能である。

②ソイルセメント柱列壁工法と比較すると剛性が低く、たわみ性の壁であるため、変形が大きくなる

 

デメリットとして


①引抜きに伴う周辺地盤の沈下影響があるため、影響が大きいと判断される場合は残置する必要がある。

 

 

3.ソイルセメント柱列壁

地盤を削孔しながらセメントミルクと土を混合して壁体を形成する工法である。

 

メリットとして


①親杭工法や鋼矢板工法に比べると剛性を高くできるため地盤の変状が問題となる現場に適している。

②振動騒音が少なく、止水性が高い

 

デメリットとして

③セメントミルクの汚泥処理が必要となる。

 

 

今日は山留壁の種類について、簡単に説明しました。

 

それではまた!!

土留の計画に必要な調査

こんにちは。大野です。

 

今日は土留め工事を計画する時に必要についての調査のお話です。

事前調査について

安全で経済的な山留を計画するためには、事前の調査が大切になります。

調査が不十分だと適切な計画が出来ないばかりか、
重大な事故の原因になってしまいます。

最初の調査として近隣での土留め工事がないか実績を調べます。

地元の施工業者や専門業者にヒアリングすると施工実績は都市部ではある場合が多いです。

地域によって地盤の特性が違ったりしますので、このヒアリングは行ったほうがいいです。

そのほかに、官公庁に地形図、地質図、地盤図があったりしますので、できる範囲で調べましょう。

沿岸部では、昔、海であった地域は地下水位が非常に多いところがあるので、注意が必要です。

埋立地も水量が多いとことがあるので注意しましょう。

 

 

 

地質調査について

地質調査としてはボーリング調査が最低限必要となります。

ボーリング調査から地盤の硬さを表すN値と粘性土・砂質土といった土質を調査します。
比較的掘削の浅い計画だと地質調査としてはボーリング調査だけしか行わなくても十分計画はできてしまいます。

調査深度が深い場合や軟弱地盤では精度が低下するので、一軸圧縮試験や三軸圧縮試験さらに透水試験も合わせて行ったほうが良いです。

 

 

 

 

施工条件の調査について

工法選定のために実際に現場に行って地盤の高低差・地形など現場の状況を調査します。

現場を調査する際は周辺構造物・地下埋設物・架空線・周辺の交通量なども確認する。

地下埋設物がある場合は、山留・掘削施工などの支障となることが多いため、ガ
ス・上水道・電力・通信ケーブルなどの規模や位置・深さおよび材質を調査しておきます。

特に以前に地下構造物があった跡地では、現在使用されていない基礎や仮設材が残置されている場合があるので、
それらの有無を調査する必要があります。

運搬経路や建設重機の待機場所の有無は施工方法を左右するため、周辺道路の調査も大切ですね。

 

 

 

環境保全に関する調査について

工事に伴い予想される地盤沈下範囲とその程度を事前に検討する。
施工中も必要に応じて適切な対策がとれるように、地盤の変状測定を行い、工事の影響による沈下を調査する必要があります。

住宅街や市街地での工事では規制が実施されており、学校・病院の周辺では特に厳しく規制されるため規制の有無および内容を調査し、騒音・振動に配慮する必要があります。
施工中は騒音・振動の計測を行い、周辺環境への影響を把握しながら工事を進めていく必要があります。

 

 

土留の工法の選定や種類の選定は調査がなければ、できないので土留めを計画するうえで必須項目です。

 

 

今回は土留めを計画する上での、必要な調査についての話でした。

調査