SMWの養生期間はどのくらい必要か?

こんにちは。大野です。

今日はSMW施工完了後、何日後に掘削してよいかというお話です。

 

ソイルセメントの設計基準強度

 

SMWのソイルセメントの設計強度は、

粘性土:0.5~1.0N/㎜2 

砂質土:1.0~2.0N/㎜2

程度で計画します。

 

ソイルセメントの養生期間

 

 

ソイル発生強度が0.5N/㎜2以上となる地点、一般的にはSMW工事完了後、1週間以上の養生期間が必要となります。

 

SMWの施工期間を考慮すると、通常は1週間以上の養生期間があるので、あまり考慮しないでもいいと思います。

 

 

高炉セメントと普通セメントはどちらを使用したほうがよいか?

 

①高炉セメントは、初期の発生強度が普通セメントに比べて低いため、SMWの施工時に削孔から芯材の建て込みまでの時間の間隔があく場合に使用されます。

 

②現場仮置き泥土が1~2日で硬化しない場合は、高炉セメントは避ける。

 

③価格を比較すると、高炉セメントは普通セメントよりも安くなる。

 

掘削時期が早い場合は、初期強度が発現が早い普通ポルトランドセメントを使用し、初期強度の発現が遅い高炉セメントの使用を控えます。

 


今日はSMWの養生期間はどのくらい必要かというお話でした。

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それではまた。

SMW

SMWで先行削孔はどのような地盤なのでしょうか?

こんにちは。大野です。

今日はSMWで先行削孔はどのような地盤ですかというお話です。

SMWを施工する場合は、削孔時の負荷を低減するために先行削孔を行います。

先行削孔をする地盤の例を下に例を示します。

 

砂礫層を主体とする地盤

 

礫径35㎜~300㎜の範囲を含む層がある場合

全削孔長に対する砂礫層の割合が30%以上の地盤の場合

 

砂層を主体とする地盤

N値50以上の砂礫層が6.5m以上または削孔に対する割合が30%以上ある地盤

全削孔長に対するN値50以上の砂礫の割合が30%以上ある地盤

 

土丹層を主体とする地盤

削孔長が15m以上で土丹層の削孔長が5m以上の地盤

土丹層の一軸圧縮強度が3000~3500(kN/m2)以上の地盤

 

細砂層で粒度均一な層がある地盤

 

N値30程度の細砂層で粒度が均質な層が5m以上ある場合は、削孔時、ベントナイトを増やしても、孔壁の崩壊が多くなり、砂質分が「締まる」ため3軸で削孔不能となりやすくなります。

柱状図のN値は30程度の値を示すため、判断を誤りやすい。

 

大口径削孔で削孔長さが30m以上で、粘土の割合が多い場合

 

砂質土の場合、キリの引抜力(本体機オーガー巻上げ能力)の負荷は少ないが・粘性土でN値が小さい場合、引抜力に負荷がかかる事があります。

この場合は先行削孔を行います。

 


今日はSMWで先行削孔はどのような地盤なのでしょうかというお話でした。

 

SMW壁から漏水した場合の処理方法についてはこちら

 

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それではまた。

 

SMW

SMWの施工をするのに必要な敷地は?

こんにちは。大野です。

今日はSMWの施工機械を組み立てるのに必要な敷地はどのくらい必要かというお話です。

SMWの施工には杭打機を使用します。

そのため、特に施工機械を組立・解体時する敷地が必要となります。

 

SMW本体組立・解体時に必要な敷地

SMW本体を組み立てる場合、組立のクレーンの作業スペースや搬入車両のスペースが必要になります。

 

一般的な杭打機(DH608-120M)の場合、

横幅 W:12m以上

縦幅 L:リーダー長+10.0m

が必要になります。

 

例えば30mのリーダー長の杭打機の組立に必要な、敷地長さは

W:30m+10m=40m

L:12m

の敷地が必要となります。

 

 

プラント設置場所

 

プラント設備は次のものが必要となります。

全自動プラント(24~40m3/h) 1台

セメントサイロ(30t容量) 1台

発電機(350~500kVA) 1台

水槽(20~24m3)

が必要があります。

これらの設備の設置場所として約110m2が必要となります。

 

SMW打設施工時

SMW施工時には

杭打機・プラント設備・クローラークレーン・バックホウ・ダンプトラックが必要になります。

作業敷地面積=H鋼材仮置場所+重機作業場所+プラント設置場所+残土場所

が必要となります。

敷地面積が確保出来ない場合は、発生泥土のバキューム車による処理などを検討します。

 


今日はSMWの施工をするのに必要な敷地は?というお話でした。

 

SMWから漏水した場合の対処法はこちら

 

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それではまた。

 

SMW

SMW壁から漏水した場合の処理方法

こんにちは大野です。

SMW壁から漏水した場合の処理方法に関するお話です。

 

漏水の量やSMWのひび割れ状況により、様々な対策があります。

対策について下記に説明していきます。

 

微量および少量の漏水の場合の対応方法

 

①ソイルセメントの不良部分をVカットする。

②Vカット部よりビニールパイプにより排水を行いながら急結セメント

でシールする。

③シール部分の硬化後、ビニールパイプを閉塞し止水する。

 

 

SMWの不混練により広範囲に漏水の恐れがある場合

 

①ソイルセメントの不良部を削る。

②削った部分に透水板を当てて、表面に急結セメントによりシールし、ビニールパイプにより

③シール部の硬化後、ビニールパイプを閉塞して止水する。

 

応力材H形鋼とソイルセメントの縁切れがある場合

 

①H形鋼のフランジに沿って、急結セメントを削る。

②削った部分に半割れパイプやテラスシートを当て、表面をシールし、ビニールパイプに案水、排水する。

③シール部分の硬化後、ビニールパイプを閉塞止水する。

 

壁面の広範囲で水滴が落ちる場合

 

①捨てコンの下層へ水が浸透するように、山留壁と捨てコンの間に透水板を入れる。

②躯体壁の配筋工事に入るまで、透水板を山留壁にはる。

 

多量の漏水があるが背面土砂の流失がない場合

①ソイルセメント壁を芯材のフランジ部まで削る。

②芯材に鉄板を溶接する。

③鉄板の継部はラップさせ、アングルで補強する。

④ソイルセメントと鉄板の間をモルタルにより充填する。

 

多量の漏水があるが背面土砂の流失がある場合

 

応急処置の後、背面に薬液注入を行う。

①薬液注入を地盤の土質・状況に応じて選定する。

②注入方法はゲルタイムが調整が容易にできる二重注入管方式で行うのが良い。

③ソイルセメントにひび割れが生じないように薬液注入は低圧で行う。

④注入完了後、鉄板で補強する。

 

 

 

今日はこの辺で、SMW壁から漏水した場合の処理方法に関するお話でした。

 

それでは。