土留の計画に必要な調査

こんにちは。大野です。

 

今日は土留め工事を計画する時に必要についての調査のお話です。

事前調査について

安全で経済的な山留を計画するためには、事前の調査が大切になります。

調査が不十分だと適切な計画が出来ないばかりか、
重大な事故の原因になってしまいます。

最初の調査として近隣での土留め工事がないか実績を調べます。

地元の施工業者や専門業者にヒアリングすると施工実績は都市部ではある場合が多いです。

地域によって地盤の特性が違ったりしますので、このヒアリングは行ったほうがいいです。

そのほかに、官公庁に地形図、地質図、地盤図があったりしますので、できる範囲で調べましょう。

沿岸部では、昔、海であった地域は地下水位が非常に多いところがあるので、注意が必要です。

埋立地も水量が多いとことがあるので注意しましょう。

 

 

 

地質調査について

地質調査としてはボーリング調査が最低限必要となります。

ボーリング調査から地盤の硬さを表すN値と粘性土・砂質土といった土質を調査します。
比較的掘削の浅い計画だと地質調査としてはボーリング調査だけしか行わなくても十分計画はできてしまいます。

調査深度が深い場合や軟弱地盤では精度が低下するので、一軸圧縮試験や三軸圧縮試験さらに透水試験も合わせて行ったほうが良いです。

 

 

 

 

施工条件の調査について

工法選定のために実際に現場に行って地盤の高低差・地形など現場の状況を調査します。

現場を調査する際は周辺構造物・地下埋設物・架空線・周辺の交通量なども確認する。

地下埋設物がある場合は、山留・掘削施工などの支障となることが多いため、ガ
ス・上水道・電力・通信ケーブルなどの規模や位置・深さおよび材質を調査しておきます。

特に以前に地下構造物があった跡地では、現在使用されていない基礎や仮設材が残置されている場合があるので、
それらの有無を調査する必要があります。

運搬経路や建設重機の待機場所の有無は施工方法を左右するため、周辺道路の調査も大切ですね。

 

 

 

環境保全に関する調査について

工事に伴い予想される地盤沈下範囲とその程度を事前に検討する。
施工中も必要に応じて適切な対策がとれるように、地盤の変状測定を行い、工事の影響による沈下を調査する必要があります。

住宅街や市街地での工事では規制が実施されており、学校・病院の周辺では特に厳しく規制されるため規制の有無および内容を調査し、騒音・振動に配慮する必要があります。
施工中は騒音・振動の計測を行い、周辺環境への影響を把握しながら工事を進めていく必要があります。

 

 

土留の工法の選定や種類の選定は調査がなければ、できないので土留めを計画するうえで必須項目です。

 

 

今回は土留めを計画する上での、必要な調査についての話でした。

調査