アンカーと隣接構造物の離れはどの程度必要か?

こんにちは。大野です。

アンカーと隣接構造物の離れはどの程度必要かというお話です。

 

隣接構造物の基礎との離れ

 

都市部では隣接構造物に杭基礎が設置されている場合があり、それらの杭周にアンカーを計画しなければならない場合もあります。

 

地盤アンカー計画時には、事前調査による隣接構造物の調査が必要となります。

 

①既設杭の打設位置の確認

②既設杭の種類

③既設杭の杭径

などを調査します。

 

施工時にはアンカー打設位置の正確な位置出し、削孔角度、方向の入念な管理が必要となり、既存杭との干渉を防ぐ必要があります。

 

既設杭との離れについては本設地盤アンカーと杭を作用した場合の配置計画が参考になります。

杭先端から定着体上端までの離れは工法により異なるため、通常杭径かつ1~4m以上の離隔が必要とされてます。

 

基礎・地下構造物とアンカーとの離れは水平距離で3.0m以上とされています。

 

 

 

振動・騒音の影響を考慮した離れ

 

地盤アンカーを施工する場合、地盤を削孔するときの騒音、振動が問題になります。

特にパーカッション式の削孔機械を使用した場合、地上の削孔機自体と削孔機先端のビット部からかなり大きな振動・騒音が発生します。

これらの騒音、振動は市街地では建設公害として取られることもあり、独自の規制条例を設定している地自体もあります。

 

隣接構造物との離れについて特別な決まりはありませんが、施工前に近隣の環境影響調査を実施し、影響程度把握しておく必要があります。

 

さらに調査結果をふまえ各種公害防止計画を立案し、施工計画をたてます。

特に精密機械工場、学校、病院等が隣接する場合、特に厳しい規制値を要求される場合もあり、隣接構造物の管理者との事前協議により許容値を設定しておく必要があります。

 


今日はアンカーと隣接構造物の離れはどの程度必要かというお話です。

 

アンカーについての記事はこちら

 

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それではまた。