こんにちは。大野です。
今日はSMWで先行削孔はどのような地盤ですかというお話です。
SMWを施工する場合は、削孔時の負荷を低減するために先行削孔を行います。
先行削孔をする地盤の例を下に例を示します。
砂礫層を主体とする地盤
礫径35㎜~300㎜の範囲を含む層がある場合
全削孔長に対する砂礫層の割合が30%以上の地盤の場合
砂層を主体とする地盤
N値50以上の砂礫層が6.5m以上または削孔に対する割合が30%以上ある地盤
全削孔長に対するN値50以上の砂礫の割合が30%以上ある地盤
土丹層を主体とする地盤
削孔長が15m以上で土丹層の削孔長が5m以上の地盤
土丹層の一軸圧縮強度が3000~3500(kN/m2)以上の地盤
細砂層で粒度均一な層がある地盤
N値30程度の細砂層で粒度が均質な層が5m以上ある場合は、削孔時、ベントナイトを増やしても、孔壁の崩壊が多くなり、砂質分が「締まる」ため3軸で削孔不能となりやすくなります。
柱状図のN値は30程度の値を示すため、判断を誤りやすい。
大口径削孔で削孔長さが30m以上で、粘土の割合が多い場合
砂質土の場合、キリの引抜力(本体機オーガー巻上げ能力)の負荷は少ないが・粘性土でN値が小さい場合、引抜力に負荷がかかる事があります。
この場合は先行削孔を行います。
今日はSMWで先行削孔はどのような地盤なのでしょうかというお話でした。
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できる範囲で回答したいと思っています。
それではまた。
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