山留壁に作用する上載荷重

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こんにちは大野です。

今日は山留計画をするときに考慮する上載荷重についてのお話です。

上載荷重は山留壁の背面の状況によって、違います。

①近接した場所に構造物がない場合。

②近接した箇所に構造物がある場合。

③掘削影響内に盛り土や山留壁背面が法面場合

この3つの場合について説明したいと思います。

 

近接した場所に構造物がない場合の上載荷重

 

通常は10kN/m2の上載荷重を考慮して計画をします。

10KN/m2は何の荷重を想定しているかというと、山留壁背面を通る大型車やバックホウやクレーン等の重機の荷重です。

かなり大きな重機例えば100tクラスのクレーンを山留の近接したところで使用する場合は10kN/m2では危険側になるので、別途検討が必要です。

 

近接した箇所に構造物がある場合の上載荷重

構造物による上載荷重については

建築学会「山留設計施工指針」に表示されています。

この表によると例えば山留背面に地下室のないS造の3階建ての建物がある場合

 

基礎 10kN/m2 + 1階 13kN/m2 + 2・3階 7kN/m2×2=37kN/m2

の上載荷重で検討をします。

 

ただしこれは建物に杭がない場合の上載荷重になりますので、杭がある場合は通常の10kN /m2で検討を行います。

 

掘削影響内に盛り土や山留壁背面が法面場合の上載荷重

 

盛り土や法面が山留に影響する場合にはその影響する範囲法面の重量を換算した上載荷重として考える。

 

換算式はq=A×ɤ/ℓ

q:換算上荷重(kN/m2)

A:影響範囲の断面積(m2)図の網掛け部の面積

ɤ:影響範囲の土の単位体積重量(kN/m3)

ℓ:影響範囲の水平距離(m)

 

法面の影響を換算する公式はいろいろありますが、上の式が一般的な公式です。

 

 

今日は山留壁に作用する上載荷重についてのお話でした。

 

それではまた。

 

 

 




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