こんにちは大野です。
今日は重仮設の材料についてのお話です。
重仮設と呼ばれるものは
①鋼矢板
②H形鋼
③敷鉄板
④山留材
⑤覆工板
⑥溝形鋼
⑦山形鋼
以上7品目のことを指します。
鋼矢板
↑↑新日鐵住金㈱のカタログより
通常使われる鋼矢板には強度の違いにより
Ⅱw・Ⅲw・Ⅳw型
Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ・Ⅴ型
の7種類がある。
この中で重仮設業者の在庫がありリース対応可能なものは
①Ⅱ型 L=4.0m以上
②Ⅲ型 L=5.0m以上
③Ⅳ型 L=8.0m以上
④Ⅴ型 L=9.0m以上
の4サイズと長さになります。
H形鋼
H形鋼には以下の種類がある
広幅系列:ウェブ高さとフランジ幅の比がほぼ等しいもの
中幅系列:ウェブとフランジ幅の比がほぼ3:2のもの
細幅系列:ウェブとフランジ幅の比がほぼ2:1から3:1のもの
H型鋼の強度と重量の関係
同じ強度のH形鋼重量は
細幅 ≦ 中幅 ≦ 広幅
となる。
H型鋼のリース可能なサイズ・長さ
H-200x200x8x12 L=4.0m以上
H-250x250x9x14 L=4.0m以上
H-300x300x10x15 L=5.0m以上
H-350x350x12x19 L=6.0m以上
H-400x400x13x21 L=6.0m以上
H-594x302x14x23 L=7.0m以上
細幅系列のH形鋼はリース対応はしていません。
山留材
山留支保工に使用する目的で、H型鋼に穴明け、錆止めを塗ったH形鋼でリース可能なもの。
山留材のリース可能なサイズ・長さ
H-200x200x8x12
H-250x250x9x14
H-300x300x10x15
H-350x350x12x19
H-400x400x13x21
H-500x500x25x25
長さはすべてL=1.0m ~7.0mになります。
覆工板
覆工板は仮桟橋、構台に使用する鋼製床版です。
MD-1.0X2.0(長辺方向2m×短辺1m)MD-1.0X3.0(長辺方向3m×短辺1m)
の2種類ありどちらともリース可能です。
溝形鋼
桟橋、構台のつなぎ材、主桁の横継材、桁受などに使用
リース品はありません。
全て売切品となります。
山形鋼
主に桟橋、構台のブレス材などに使用
リース品はありません。
全て売切品となります。
鉄板
クレーン設置時の養生や場内の搬入路などに使用
リース可能品
5‘x10’(1524mm×3048mm)
5‘x20’(1524mm×6096mm)
以上、重仮設の資材に関するお話でした。
それではまた。
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